はじめに~これから始めるベトナムへの投資手法~
海外駐在員(非居住者)になると、投資の選択肢が限られる。
そこで、ベトナムにいるからこそ有利にできる投資を考えてみた。
(本投稿では、両手法ともにベトナムドン(VND)を運用する為、カントリーリスクには言及しない)
それは、
- ベトナム株
- VND建て外貨預金
ベトナム株については、現地口座開設を試みているところだ。

黎明期のベトナム株式市場~企業の成長力が魅力~
ベトナム株式市場は、国際マーケットの一翼を担っている日本市場に比べ、
歴史も、それほど長くはありません。
そもそも、人件費の高騰などにより、中国の経済成長に陰りが見える中、
多くの外資系企業がこぞってベトナムに工場を建てている。
ベトナムはまさに好景気。株価も右肩上がりで上がっているのだ。
今回、比較対象とする代表的なベトナム企業の株価チャート2つ紹介する。
ビナミルク(大手乳業メーカー 例:森永乳業や明治)
2017年度> 売上高:2,550億円 税前営業利益:513億円

引用元:VIET KABU
ビングループ(大手不動産デベロッパー 例:三菱地所)
2017年度> 売上高:4,467億円 税前営業利益:282億円

引用元:VIET KABU
ベトナムドン(VND)定期預金~驚異の年利7.5%~
現在のベトナムドン(以降VND)の預金利息は、年利「7.5%」
この金利は、日本の金利(0.01%程度)と比べると、超弩級金利である。
72の法則を使ってみると、
もし100万円をベトナムドン預金すると約9.6年で2倍(=200万円)になる計算だ。
(ちなみに日本で預金を2倍するには7,200年必要。 利息:0.01%とした場合)
~72の法則~
資産運用において元本が2倍になるような年利と年数とが簡易に求められる法則である。
式は以下の通り。「年利(単位:%)× 年数(単位:年) = 72 」 wikiより引用
ようは、「72÷金利=元本が2倍になるまでかかる年数」ということ。
いかにベトナムが高金利かがおわかりいただけるだろう。
そして今回は、3年間(2015年~18年)でそれぞれの投資手法を運用した場合、
どっちが儲かるか、シミュレーションを行ったので公開したい。
結果はこちら~ベトナム株とベトナムドン預金 どっちが儲かる?~
結果:どちらもプラスだが、ベトナム株のパフォーマンスが圧勝
ビナミルク株のパフォーマンス
結果 100万円 → 2,185,662円 (+2.18倍)
ビングループ株のパフォーマンス
結果 100万円 → 3,530,811円(+3.53倍)
ベトナムドン預金(年利7.5%)のパフォーマンス
結果 100万円 → 1,071,563円(+1.07倍)
結果をまとめると、ベトナム株の圧勝となった。
3年で100万円が2倍~3倍に。
詳細なシミュレーションに先立ち、設定した前提条件がこちら!
- 資金:100万円を全額投資
- 運用期間:3年(2015年6月~2018年6月)
- 為替差:2015年6月「円→VND」 2018年6月「VND→円」
- 手数料:日本の銀行からべトナムに海外送金→ベトナムから日本口座へ海外送金まで
要は、「自分の口座をお金が出て、戻ってくるまでのすべての費用を考慮してるよ」ってこと。
では、詳細をどうぞ。
(VND建てで運用している部分は、表の右に日本円相当の注釈を入れてある)
シミュレーション表はこちら
元手が3年で、、ベトナム株投資は=2~3倍 VND預金=1.07倍
ビナミルク株の株価推移 64.4VND/株 → 164.0VND/株
ビナミルク株の株価推移 23.2VND/株 → 95.2VND/株
(*手数料部分は同様な為、最低限のみ表示している)
やったもん勝ちなところがあるベトナム投資
圧倒的に手数料が安い
日本でも、SBI証券にてベトナム株投資ができるようだ。
しかし手数料は高く、取引手数料は約定代金の2%(税込2.16%)
しかも、最低手数料:1,200,000ベトナムドン(≒6,000円)とのこと。
ベトナムに住んでいるならば、わざわざ日本の証券会社からではなく、
現地で口座開設しようと思うのも、ご理解いただけるかと思う。
ちなみに、口座開設の状況はこのような感じだ。

ベトナムに住んで思うこと
ベトナムに住んでいると、まさに今が日本のバブル前の雰囲気(←まだ生まれてないけどwww)
- 購買意欲がすごい
- 給料がどんどん上がってる
- 大手企業がめっちゃ儲かってる
これから本格的にバブルがあるのではないでしょうか?
早く口座開設を完了させて、自分で実験してた際には、
遅筆ではあるが、ご報告したいと思う。
参考にさせていただいた本
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