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駐在員が教える 海外赴任で英語に困らない3つのエッセンス

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はじめに~3年前めちゃくちゃ英語アレルギーで赴任~

赴任当初はあった英語アレルギー&苦手意識

毎日「明日の会議どうしよう・・」「しゃべれなかったら恥ずかしい」と思い悩む日々を送っていたのは、

ベトナムに赴任してから1年目の頃の自分だ。

 

そして現在はベトナム勤務3年目。今までに、英語でやってきたことは、

  1. 新製品発表でのプレゼンテーション
  2. 外国人社長への操業成績報告・改善案提示
  3. 日々の操業オペレーション指示 などなど

そして普段の仕事でのコミュニケーションの内、70~80%程度を英語で行っている。

 

今回は、苦手な英語を駆使し、仕事でのコミュニケーションを取れるようになったエッセンスをお伝えしたい(←TOEIC600点くらいやけどな)

職場でのコミュニケ―ション言語比率

ちなみに、勤務先での仕事の80%くらいは英語でのコミュニケーションとなっている

(残り20%は日本人の同僚)

 

<ツール別コミュニケーション言語比率>

  • 会話: 英語75% 日本語20% ベトナム語5%
  • 電話:日本語90% 英語10%
  • メール:英語50% 日本語50%

 

先に結論をいうと、必要な3つのエッセンスはこれ

今回のエッセンスでは、主に自身の経験を元にした為、参考となる対象を限定しておきたい。

対象は、「東南アジア(英語が母国語ではない国)勤務」かつ「営業職を除く」

 

そして結論から言うと、必要な3つのエッセンスはこちら!

  •  高校英語の習得
  • 「相手も第二言語」という気遣い
  • 「カッコ悪い=OK」のマインド

 

今回は、それぞれについて解説していきたい。

本記事にあたり、「英語ができる」という表現は下記のように定義させていただきたい

「英語ができる」 =「メモや身振り手振りも使用し、過不足なくコミュニケーションがとれる」

 

英語を駆使した口頭でのコミュニケーションは、頼り過ぎは危険だと感じている。

特に、購買や数字を扱う部署に携わる方には、筆記等での数字の確認は必ず実行してほしいと思う。

 

高校英語の習得

今後、下記のような方は、英語は「高校レベルで十分」というのが私の実体験だ。

  • 海外勤務を目指している事務系・技術系
  • 常に同じ相手(複数でも構わない)が仕事上のパートナーもしくはスタッフである
  • 法律や記者等の「英語で書く」ことがメインのお仕事ではない人

なぜなら、常に同じメンバーと意思疎通を交わす事務系・技術系駐在員は相手の「話し方のクセ」「よく使う単語」がわかってくるため、格段にコミュニケーションが楽になるのだ。

実際に私の職場では、いわゆる「職場でしか通じない単語」が頻繁に飛び交っている。

オフィス職・工場勤務者は、意外と英語の壁が低い

それでは、高校英語の習得においてやっておいて良かったことを紹介したい。

 

日本にいる時にやっておきたいこと

自身の経験を踏まえ、日本にいる(海外赴任なんて考えもしなかった)時に「やっておいてよかったー」というものを挙げたいと思う。

 

1.海外映画を「吹き替え」+「英語字幕」でリピート

観る英語は「ファミリー系」まはた「恋愛系」をおすすめしたい。なぜなら、劇中に日常生活でよく使うセンテンスが頻繁に登場し、活用の幅が広いからだ。

 

ポイントは「20回以上同じ映画を見る」こと。なので、何回見ても飽きない自分のお気に入り映画をチョイスしよう。

私の場合は、”ラブアクチュアリー”を30回以上は見た。

1回~5回目:ストーリーと字幕を追うのに必死

6回~10回目:次の展開がわかり、劇中のセリフ(日本語)も頭に定着する

11回~15回目:吹き替え→英語に変更し、字幕を読み進めつつ内容を一致させる

16回~20回目:吹き替えの言い回し=英語でどう言うかが一致する

 

ここまで来れば、セリフのフレーズが嫌でも頭に入ってくる。この状態になって初めて、

「とっさの」英会話が口からポロッと出てくるようになった。

 

2.海外旅行へ行く(どこでもOK)

ぜひ海外勤務をしたいという人は、3連休などに近場の東南アジアでもいいので、海外旅行をすることをおすすめしたい。

なぜなら、観光客が行くところはだいたいコミュニケーションが英語だからだ。

必然的に英語をしゃべらないといけない環境に身を置き、「英語=非日常の世界」から飛び出してみよう!

(ちなみにワイは、タイとカナダに行きました)



3.日頃の業務に関する単語だけ調べておく

コレはかなり役立ちます。そんじょそこらの単語帳(1,500円位するやつ)の10倍は絶対に役に立つ。

仕事してたら回覧される英語の市場レポートなんか読んでわからない単語を調べるのもオススメ。

 

逆に、効果がなかったもの
  • 難しい単語を覚える
  • 前置詞(on.at.to)などの細かい文法
  • 発音練習(各国で発音が異なる為)

 

最低限の専門用語を覚えよう

各職種によって違うので簡単に例を挙げれば、こんな感じだろう。

事務・経理系
  • 売上高…Top line
  • 損益…Bottom line
  • 給料支払い…Payroll
技術系
  • 研磨する…Polishing
  • ネジを締める/開ける…Remove/install a screw
  • 六角レンチ…hexagonal wrench

 

日頃から業務でよく使う言葉の英単語を調べてメモしておくことは、むやみに単語を覚えるよりも100倍有益だと思う。

だって、実際に海外赴任した際には、あなたの業務と関わりがある仕事に従事する可能性が高いのだから。

日本にいるうちに買っておくべきもの

特に仕事道具で、「買っておいてよかったー」と思ったものも紹介するよ

メモ帳

これは、事務方・技術方ともに必携のアイテム。

ミーティングの確認事項や、相談事項をサラサラッと書いて、現地スタッフとの確認や現地業者との納入価格の確認等にめっちゃ役立つ。

 

3色フリクションボールペン

東南アジアでは、高機能な文房具はほぼお見かけできない。(←べトナムだけ?!)

だからこそ、現地スタッフにアドバイスや指摘をする際に、色付きペンはめっちゃ便利。

英語でコメントした時にスペル間違えても消せるというメリットも。(ワイは高頻度で間違えとるで)

替え芯は海外だと売ってないこともあるので、まとめ買い推奨。

 

「相手も第二言語」という気遣い

英語のコミュニケーションがうまいパターン

  1. 話す目的(相談-consult with-・報告-report to-・質問-ask to-)をまず言う
  2. 目的を言ったあと、「なぜなら~」と付け加える
  3. 相手の返答を良く聞き、確認する

 

上のパターンを実際の英会話にするとこんな感じだ。

  1. I want to discuss ○○ because・・・・
  2. I think that・・・・
  3. That is mean ・・・?
  4. Yes / No

 

逆に残念パターン

よく見かけるのは、伝えようとするあまり、いきなりディテールから入るパターン。

相手も、

「こいつ、なにを急に話し始めて、ワイになにしてほしいんや?相談したいんか?それともただの報告なんか?」

と両者にとって不利益になるパターン。

「カッコ悪い=OK」のマインド

<体裁など二の次だ>

日本の本社から訪問者がよく陥るのが「丁寧さを意識して難しい言い回し」をするパターンだ。

難しい言い回し=単語数が増える=相手も理解しにくく伝わらない

「正しく言おう、初対面だから丁寧に話さなければ」と、この悪循環に陥るパターンを幾度となく目にしてきた。

 

シンプルな会話を心がける

常にシンプルな会話を成立させるのが大事。

  • ~をもうしました: have(had)+ 過去分詞 → Already
  • ~したい: would like to →  want to

 

こんな風にシンプルな言い回しをすると、相手も理解しやすくスムーズな会話が展開される。

海外希望者は、社内公募を積極的に利用しよう

「駐在員=英語ぺらぺら」はイメージだけ?

実際に海外勤務する立場になると、「意外としゃべれない人も多いじゃん」というのがホントのところだ。

 

英語ぺらぺらの人ほど、メモや筆記も多用する

お互いに第二言語である英語を介して意思疎通をするので、ひとつの「保険」として文字に起こすことを意識的にやっているビジネスマンが多い。

英語が流暢な人ほど、常に書いて、相手と情報を確認しているという印象が強い。

 

海外勤務の鉄則は、「まずは飛び込んでやってみる」ことだ。

海外勤務に興味のある人は、ぜひ社内公募等があれば積極的に応募してみよう。

何もやらないで心配するよりも、はるかに海外はあなたを歓迎してくれるはずだ。



コメント

  1. […] 駐在員が教える 海外赴任で英語に困らない3つのエッセンス「英語」に思… […]

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