毎月の給料も上がらず、手取り15万円時代に突入した今、
日本のどこにでもいるような私みたいなショボリーマンの皆さんは「海外駐在」を目指すべきだ。
業績も冴えず給料やボーナスもパッとしないメーカー勤務の私が、30歳ですでに2,000万円もの資産を作れたのも海外駐在の影響が大きい。
金融資産の面でも、自分のキャリア形成の面でも、とにかくメリットが多い「海外駐在」が平凡なサラリーマンにとっての極上キャリアになるということを説くのがこの記事の主旨だ。
”そもそも海外駐在ってどうやったら選ばれるんだよ”というのは、別記事の「結果から逆算する海外駐在キャリアの始め方」を読んでみることをオススメしたい。
自分をどこにでもいるショボリーマンだと思う理由をまずは紹介。
まず、私の簡単な経歴と保有資格について挙げてみる。
- 地方大学出身の純ドメメーカー勤務のアラサー
- 専門性なし「資格は普通自動車免許のみ」
- 英語スキル「赴任前でTOEIC680点」
これ見てどう思うだろうか?
「このくらいのレベルなら、どこにでもいる平均的なおっさんじゃん」
ってレベルなんじゃない?
よっぽど今の大学生の方が自己研鑽やスキル取得に熱心ですよね。
だからこそ「海外駐在」が、キャリアパスひいては人生の選択肢を広げることに大きく貢献してくることをお伝えしたい。
“年間400万円の貯金”と”海外キャリア”の両方を一度に手に入れられる「海外駐在」という旨み。
海外駐在する前は、ぼや~としたイメージで「海外駐在ってお金貯まりそう」とは思ってた。
しかし実際に駐在してみて、「こりゃすごい!!」って「海外駐在の」旨みを実感。
次のようなメリットは日本勤務だと得られにくいだろう。
- 質素倹約を行えば年間400万円くらいは貯められる
- 海外耐性が認められ、転職の幅が広がる
- サラリーマンの働き方を客観的に観察できる
贅沢しなければ年間400万円近くは貯めることができる。
なぜかというと、
①海外手当が厚い(約10万円/月)…120万円/年の収入アップ!!
②所得税・住民税が会社持ち…55万円/年の支出削減!!
これだけで日本で勤務した頃と比べて、1年間で175万円も可処分所得が増える。圧倒的にお金が残るのが実感できる。
もちろん海外で働く事に対する許容度は人それぞれだと思うが、勤務地が海外になるだけで、これだけ手元に残るお金が違ってくることを改めて意識したい。
「海外勤務」って転職に箔が付く。
ここらへんはまだ実際に体験していないけれど、海外駐在してただけで「タフな人」「コミュニケーション能力が高い」「ハイスキル人材」など、常に良いイメージが挙がりますよね。
任期を満了して日本に帰って転職する時には、「海外駐在」のキャリアは決してマイナス要素にならない。
むしろ、より上流の、より規模が大きい会社への転職も可能になるだろう。
私も帰任した際には、転職活動をしてみる予定だ。
海外で働くと自分や今の仕事を客観視できる。ホントのシアワセを考えるキッカケになる。
日本の組織で働いていると自分と同じような人がゾロゾロいて、同じような仕事をしている。
それが普通だと感じるし、気付けば”何も考えずに目の前の仕事をこなすだけのロボット”になりがち。
けれど、海外駐在すると日本にいる時よりお金に対して寛容になれる。(可処分所得も多いし)
その上、周りのローカルスタッフは、定時でバンバン帰宅するし、毎日ニコニコして楽しそうに仕事をしてる。
そこで、ちょっとずつ気付いてくると思う。”なんか日本の働き方ってしんどいな”と。
だからと言って、すぐに会社を飛び出して「今日から一人社長だ、フリーランサーだ。」とは考えてはいけない。
用意周到にコトを進める戦略性が大事だと思っている。
これからコツコツと準備して、色々やりたいことを体験してみて、ホントにシアワセな生き方・働き方を探って、実現していくのだ。
「海外駐在」したら、私たちの人生の選択肢が大きく広がる。
金融資産的にも、キャリア的にも大きく飛躍できるのが「海外駐在」だということがわかってもらえたかと思う。
将来、あなたはどんな生活をしたいだろうか。
海外駐在を勤め上げた後に進む道として、次のような選択肢があると思う。
私は、ポートフォーリオ(複業)ワーカーを目指して準備をしていく予定だ。
- 「そこそこ」で勤めつつ、ポートフォリオワーカーを目指す
- 高給・新しい環境を求めて、転職へチャレンジする
- セミリタイアして1年くらい旅に出る
今の会社に「そこそこ」で勤めて、複業をいくつか作る
私が目指すポートフォーリオワーカーという働き方だ。
会社からの給与を安定収入として、その間に自分のビジネスをいくつか育てていくというパターン。
小さいながらもいくつかビジネスを育てて、リスク分散。会社で働くことが苦痛でなければ、このままサラリーマン+複業で行けるところまで行くのもアリ。
給与アップ、チャレンジな職場を求めて、転職する。
ある程度の資産もできたし、収入アップやキャリアアップを目指して転職するパターン。
会社のお金で、大きくビジネスをするのが堪らなく好きな人にはもってこい。
純ドメ斜陽メーカーに勤めている私だったら、流行りのIT企業や中小企業のニッチな世界トップメーカーなんかに転職してみたいと思う。
一度、セミリタイヤして、世界を巡る。
海外駐在だからこそ、若い時期に大きく増やせた資産。
一人暮らしだったり、配偶者の仕事が場所を選ばないような夫婦だったら、一旦仕事を止めて1年くらい旅に出るパターン。
若い時期にしか行けない場所や、世界有数のビーチで1ヶ月ぐらいのんびりってのもできる。
なにより、将来リタイアした時の予行練習にもなるので、リタイアが自分に合っているかどうかの「お試し期間」にすることもできるだろう。
最後に。「海外駐在」は純ドメ企業の凡サラリーマンの切り札になる。
”海外でなんか働けるわけがない。”
こんな意見が挙がってくるのはよく理解できる。
それでも、「海外駐在なんてできない」という考えを因数分解すれば、大きく分けて次の二つではないだろうか。
- スキル・能力面で未熟だ。
- 勤め先で海外駐在員に選ばれるわけがない。
スキル・能力面では、正直「海外駐在へ行ったもん勝ち」という認識を持つこと。
人事異動で海外駐在員に選ばるというのは、選んだ責任は会社にあるということ。つまり、海外に行って”仮に”使えない認定されても、それはあなたの責任ではない。
赴任先でうまくパフォーマンスが発揮できなくても、そんなにすぐには日本に帰ってこいとは言われない。海外拠点の別部署へ異動して様子を見るというのもよくあるパターンだろう。
それでもダメなら、単純に次か、次の次くらいの人事で日本に戻されるだけのことだ。
勤め先で海外駐在員に選ばれる為には「逆説的思考」が大事。
とりあえず、これ読んでみて。
純ドメ業務でTOEIC600点台の私が海外駐在員になれた方法。
とても王道の海外駐在キャリアには乗れない私の、普通とは逆を行く駐在キャリアの始め方。
あえて、王道ルートの逆を行けば、それもまた海外駐在に繋がっていたという私の体験談。
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