夫婦2人でベトナム暮らしをする20代ブロガーの苔-こけ-(@mossflash2)ですッ(^^ゞ
今回は、ベトナム株の運用にはSBI証券がいいの?それとも現地証券口座がいいの?ということについて。
私の投資状況を簡単にまとめるとこんな感じです。
- 日本株 持株会
- 先進国株 なし
- 新興国株 ベトナム株
- 不動産 首都圏で4戸賃貸経営中
ベトナム株に関しては、2019年6月現在、ホーチミンの現地証券会SSI証券に投資口座(以下、ローカル口座)を開設して運用しています。
現地口座を開くメリットやデメリットをありのまま、お伝えしたいと思います。
※補足:私は非居住者の為、そもそも国内証券会社(マネックスとかSBIとか)での株の売買はできません。念の為。
そもそも日本に住んでいる人がベトナムローカル証券に口座開設できるの?!
結論からいうと、日本に住んでいる人でもベトナムのローカル証券で口座開設ができると思われます。
ベトナムのローカル投資口座を開設するには次の書類が必要
- パスポート証明書
- 証券取引コード申請書類(※)
- 証券口座開設書類(※)
- その他手数料等についての同意書他(※)
(※)…証券会社からの申込フォームにパスポート番号等を記入・サインするのみ
特に、ベトナムの公的機関が発行するパスポート証明書がネックだと思われていましたが、これもベトナム在日領事館を通じて、日本で取得することができます。
詳しくは、現地証券会社に尋ねてみてください。私が使っているSSI証券は日本語でも対応してくれます。
すべての書類を整えたのち、郵送でのベトナムに送付・手続きを経て、現地に口座開設が可能のようです。
*この点については、日本でローカルの投資口座を保有している方にお会いしたことが無い為、確証は持てないことご了承ください。
SBI証券とローカル証券のコストの違い
まずはSBI証券とSSI証券(ローカル口座)のコストの違いをまとめます。
デメリットになるであろう点は黄色でハイライトしています。
為替スプレットについては、雑魚トレ君(@zakotorekun)さんのブログSBI証券で200万円相当を円→ベトナムドンへ外貨買い付けしたものを参考にさせていただいています。
ローカル証券のメリットはなんと言ってもコストの安さ
もう少し具体例に落とし込んで、取引コストを比較
私の推しているビングループ【VIC】株の場合、株の購入~売却まで3年間保有していたとすると、それぞれの証券会社のコストは次のようになります。
100万円相当のベトナム株を売買するのに発生する取引コストの差は約7.7万円となりそうです。
この約7.7万円の差をどう見るかがポイントになりそうですね。
現地口座にはその他のメリットも 〜配当方法について〜
SBI証券では、ベトナム株の株式配当の場合、株式では授与されずに現金が配当されます。
複利運用する為には再度、配当された売却金で同じ株を買う=売買手数料がかかる
デメリットは海外送金なんだ‼
結局、ローカル証券を使うデメリットは、海外送金の煩雑さです。
- ベトナム:出金証明など書類準備&本人のサイン必要
- 日本:100万円を超える海外送金・入金は国税局へ支払調書が提供される
特に、ベトナム→日本への100万円を超える海外送金については、税務調査などにも繋がります。
特に面倒だなと感じるのは、日本に帰任した場合の海外送金です。
最悪の場合、ベトナムに出向いて、現地銀行の窓口でサインやら証明書やらを提出しないといけないかもしれません。
そうなってくると必要なのが、ベトナム往復の航空チケット・宿泊費。
これらの費用を考えるとSBI証券とローカル証券のコストはあってないようなもの。
この点は今後、もう少し証券会社にもルールや必要書類等を再確認したいと思います。
まとめ コストと安全性のバランスに注意して!
今回、SBI証券とローカル証券を比較した結果、口座管理コストは気にならないくらい低い一方で、「買って&売って&両替して」という売買コストと為替スプリットの2つが取引コストの多寡に大きく影響してくることがわかりました。
コスト差に対する口座開設・入出金の難易度や煩雑さを考えると、
- 日本に住んでいる人は、SBI証券にすべき
- ベトナム暮らしの人は現地証券口座も検討の価値あり
私が考える現地証券口座の出口戦略
現地証券口座でベトナム株を運用する私の場合、人事異動による日本への帰任が常に意識されます。
そう遠くない日に訪れる異動と帰国後のベトナム株の運用形態には頭を悩ませます。
選択肢としては、
- 現地口座を手仕舞いして、SBI証券で買い直し
- 現地口座を使い、オンラインで運用を続ける
- 帰国をキッカケに他の新興国株へ資金移動
現実路線では、①の買い直しかなと思う一方、100-200万円ほどの資金であれば、リスク承知でローカル口座で運用するのも妙手。
一方で、数年後に株価が数倍になった場合、数百万円にもなった資金をベトナムでスムーズに海外送金できるかも、これまた不安要素。
仮に、仕事を休んでホーチミンを訪ねて窓口受取しようにも、即日で数百万円も引き出せるんだろうか。。。
悩みはつきませんが、今後も私がトライ&エラーで現地ベトナム証券で運用するベトナム株投資をレポートしていきます!!
ぜひお付き合いの程、よろしくお願いします
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